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2009-02-18

『烙焚と、沈む幽明に』


『烙焚と、沈む幽明に』


空を見上げていた。
青い空、朱い空・黒い空と、いくつもの。
時に、その中には白い何かも這っていた。

―加速する。

この眼は、いったい何を見つめるのだろう。
明らかに現る意志など、ここには在りはせず。
ただ、白日に晒されるのは虚構の感情。
偽りなど、果たして真と変わらぬのか。

―逡巡する。

あの人は、せめての真実なのだろうか。
私がここにいることに同じ、真実は彼にも。
もし、それがすんでの感触ならば要らない。
ただそこに、在ることが何よりもの恵雨。

―振りかぶり空へ。

機は、いつしか熟していたのだろうか。
私には分からない、されどそれは彼とて同じ。
隔絶された濁世においてのこの私。
伏匿とする彼の意志は、ここには届かない。

それでも、この手は組まれ祈り続ける。
欠片と化した希望の断片をより萃めながらも。
寂寥の闇の中、差すものは何か。

―今、それは辿る。

一陣、吹き荒ぶ風に呑まれた一瞬に。
「音」を響かせながら、縋るこの想いに。
切欠が、一端が、今こそ、ここに。
そして私は攫われる、去りゆく風に、今。

―未来航図を。

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