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2009-02-18

『剥落と、攪拌されし理性の蹄』


『剥落と、攪拌されし理性の蹄』


獣創だ、それは紛いもなく爪だった。
裂かれた膚から千尾の赤が垂れる。
娘の瞳はそれを捉え、されど拒絶した。
したのは、それではなく、意志だ。
事実は隠され、闇の奥へと屠られる。
袂を分かつ末尾より、眺むる人ぞ一人。
虧月が照らす、豁然の広間より。
嗚呼、慟哭は斯くも悲しく響き合う。
様を見詰めし赤の他人からは。
朱の明星二つ寄り添いて燦然と。
刺す先、白衣纏いし少女がそこに。
零落と朧に薄れるその貌。
跋扈す逆妖に優雅に侵され。
白面、波紋無き彫刻へと移る。
枝に啄む人は凝固し礫に。

ただ残りし、静寂一つ。

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